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理論物理への道標(下)2013年02月12日

うわべだけの知識では太刀打ちできない(最)難関大学を物理で受験する受験生向け。

参考書としての理論編と,難関大学過去問集の演習編がひとつにまとまっている。

微積分を用いて物理の電磁気,熱力学,現代物理学(原子物理学)を解説するので,数式に抵抗感のない生徒にオススメ。

理論編では必ずしも微積分に拘った解説はせず,各分野の根本原理の解説から物理公式の導出と,その応用へと巧みに繋げている。

上巻同様物理の本質の理解に欠かせない様々な現象や物理学における有名な実験なども豊富に紹介されており

大学で学ぶ物理や高校生には高度な微積分の知識についても,高校生にわかるように(コラム形式で)噛み砕いて説明がされている。

原理の解説が平易にされがちな一方,それが原因で現象の理解が妨げられることの多い電磁気では,特に丁寧な解説がされているほか

慶應義塾大学医学部を筆頭とする,現代物理学(原子物理学,相対論)の解説も,歴史的背景から丁寧に解説されている良書。

演習編では,入試問題の定番の問題から過去に出題された難関大学の入試問題の物理本質に迫る問題まで

しっかりした物理理解に基づいた解答と丁寧な解説がついている。

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